相続登記を埼玉の法務局で手続きを済ませました。
埼玉へ行ったのは久しぶりです。
久しぶりの街並みに思い出を振り返り、夕暮れ時をゆっくりと歩きました。
河川敷に行き、昔キャッチボールをよくしていたことを思い出し、懐かしく思いました。
月日は人を変えるもので、そのキャッチボールをしていた時期の私と今の私とではまったく異なる人物のように思ってしまいました。
思えば、社会に出てからというもの走り続けてきました。
就職活動は戦いや競争のようで、これに勝ち抜かねばと躍起になっていました。
それから第一志望の会社に入り、そこからまたスタートの合図の号砲が鳴った感覚でした。
幼い頃から一番になることを目指すよう教育されて来たため、一番以外は考えられませんでした。
ですので当然無理が生じ、一番になれないほとんどのことに劣等感を感じ、随分と落ち込んだものでした。
ですがその経験が、自分の心の在り様に気付くきっかけとなり、もっと自分の心に耳を澄ませてよく聞いて、素直に生きようと思えるようになりました。
不思議なもので、それからというもの仕事が捗るようになりました。
そして私を常に一番にしようと鼓舞していた両親も、私の変化に気付いて、自分の持ち味を上手く出せるようになって仕事が捗るようになったことを察して、それから私に一番を求めることはなくなりました。
それから私はやっとアップダウンを繰り返していた心情に平安を得て、一歩成長した大人になれた気がしました。